あらすじ
密かに気になっていた女性がしつこい男にナンパされているところへ助けに入るあなた。
ナンパを追い払い、お礼を伝えてくれる彼女に気にしなくていいと立ち去ろうとしたものの……。
本文
//場所:街中 //状況:密かに片想いしている女性(聞き手)がしつこいナンパにあっているのを見かける //SE:速い足音 //状況:立ち止まり、ナンパ男の肩を掴んで彼女から引きはがし、低い声で
おい。
嫌がってんだろ。その腕放してやれよ。
あ? 誰って……こいつのツレだけど。
お前こそ誰だよ。嫌がってんの分かんねぇのか?
//状況:少しの間の後
いいから放せって。警察呼ばれたいってなら別だけどな。
//SE:ナンパ男の舌打ちと立ち去る音
あー……大丈夫だったか?
……そっか。怪我もなさそうならよかった。
あぁいうのは無視するのが一番だけど、無視してても絡んでくる奴ってのはいるからな。
……礼?
あー、いいって。別に礼してもらいたくて助けたわけじゃねぇし。
それじゃ気がすまない……って、あー……じゃあ、さ。
//SE:バックからメモを取り出すガサゴソ音、ペンで連絡先を書く音、紙を破る音
これ……切れ端で悪いけど、俺の連絡先。けど捨てていいからさ。
その……悪い、俺もさっきのナンパ男とあんま変わんないっつーか……
……前からアンタのこと気になってた。
//状況:驚く彼女に少し慌てた様子で
あ、いや!
だからってしつこくしたりとかはしないからそこは安心して欲しいっつーか。
//状況:動揺しつつも頷いた彼女に安心した様子で
だからその、礼って言うなら受け取ってくれるだけでいいし、マジで捨ててくれていいからさ。
//状況:お礼にそこのカフェに行くくらいならと提案される
……え。カフェ? 俺と?
//状況:驚きで固まる
っ、わ、悪い。
そんなこと言われると思ってなかったから驚いて。
あー……
い、きたい……気持ちはあるけど、やめとく。
どうしてって……それ、連絡先なんか渡した俺への礼ってことだろ?
カフェくらいなら行ってもいいって思ってくれんのはすげぇ嬉しいし、本音言えば、行ってアンタともっと話してみてぇけどさ。
少なからず気を使って言ってくれてるだろ、それ。
俺も、助けたことを恩に着せて無理に付き合わせたくないしさ。
だから、今回はやめとく。ありがとな。
//状況:断ったものの、少し迷うように
ただ……、もし、ちょっとでも俺のこと知ってもいいって思ってくれんなら連絡くれると嬉しい。
あ、けど連絡なかったらきっぱり諦める。
しつこく声かけて困らせたりもしないから、そこは安心して欲しいっていうか……
……え、そんな心配してない?
いや、知らない奴のことそんな信じられると逆に心配になるんだけど……
ま、まぁ、とにかくそういうわけだから。連絡先、受け取ってくれてありがとな。
じゃあ……
//SE:立ち去る足音 //状況:彼女から離れて少しして
……はー……、連絡くれっかな……普通に考えたら、こねーよなぁ……
カッコつけずにカフェ行っときゃよかったか……?
けど、その為に助けたわけじゃねぇし……
あれでよかった……はず。
けど……しばらくスマホ手放せねぇかも……
台本画像
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